キックオフイベント
キックオフイベントの開催レポート
ID戦略室が新設された初年度の目玉プロジェクトして、去る 2019 年 2 月 1 日(金) 「歯工連携プロジェクトキックオフ ニーズ発表会・マッチング会」が開催されました。本イベントの目的は3つ。 1 つ目は阪大歯学部の学内外への「歯工連携」を推進する宣言。2つ目はそのマネージメントを行う部署としての「 ID 戦略室の存在」のアピール、最後に同日交わされた大阪府下の3つの自治体との「歯工連携の協定締結」を祈念したイベントでした。
イベントは3 部で構成され、歯学部をあげて、部局の先生方 事務の方、さらには医工連携の経験豊富な医学部・産学連携クロスイノベーションのお力添えもあり、 200 人越の 212 名の参加者で盛大に開催されました。
当時のフライヤーはコチラ
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第1 部: 13 00 講演会 @大阪大学コンベンションセンター
■セッション1:講演「阪大(歯)の自己紹介」
天野敦雄歯学研究科長より「大阪大学大学院歯学研究科」の自己紹介を、また村上伸也病院長より「大阪大学歯学部附属病院」の自己紹介をしていただきました。
■セッション2:パネルディスカション「3市のこれまでの医工連携事例紹介」
当日、協定を結んだ自治体としてである「堺市」「八尾市」「東大阪市」のコーディネーターの先生方やマネージメントのご担当者に、各市がこれまで経験した医工連携の事例やまた苦労話を短い時間でした.
■セッション3:歯科臨床ニーズ発表会
歯学部附属病院の臨床現場から、9つの「歯科臨床ニーズ」の発表が行われました。 1 人 5 分という短い時間の中に歯科をあまりご存知ない方にもわかるように、ギュッと濃縮してお話いただきました。
演題名 | 提案部署 | |
1 | 刺入と注入時、痛くない歯科麻酔 | 小児歯科 |
2 | 美しく歯を形作るためのレジンマトリックス | 口腔補綴科 |
3 | 矯正前外科処置を安全に行うための口腔内へのCTデータの拡張現実(AR) | 矯正科 |
4 | 視覚障害を持つ人が触ってわかる「口の中の歯模型」 | 技工士学校 |
5 | 障害者などの鎮静下・歯科治療時、舌根沈下させず開口させる装置 | 歯科麻酔科 |
6 | 舌・頬を守り/外科手術の邪魔しないリトラクター+開口器 | 口腔外科1 |
7 | 曇らないゴーグル型メガネ様拡大鏡 | 小児歯科 |
8 | 要介護者のための汚染物の回収機能+湿潤機能付き歯ブラシ | 口腔治療科 |
9 | 油漏れしない滅菌パック | 口腔外科1 |
もう少し詳しい内容はこちら
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第2部:16:50~ 外来診療室の見学@歯学部附属病院
場所を「歯学部附属病院」に移動しての病院見学会を開催しました。68名の参加者が歯学部附属病院内の14診療科(部)にわかれ、15分づつ、2つの診療科(部)を見学いただきました。担当していただい各科(部)の先生方から各々の「歯科治療法」や「歯科器具・歯科材料」についてご説明をしていただき、参加者に興味を持っていただきました。東大阪市長もお忙しい中、ご参加いただきました。
第3部:17:30~ 情報交換会@歯学部記念会館
100名越えの114名の方に情報交換会にご参加いただきました。臨床ニーズの発表者はもちろん、企業同士でも熱心なディカションが遅くまで行われました。